妊婦さん

うまれてくる子のために、妊娠中の栄養摂取

バランス良く栄養素を摂るために、適切な食事をとることが大切です。

そんなこと知っているよ、という方がほとんどだと思います。ですが、忙しい日々に追われてなかなか実践できていないのでは?

普段から栄養バランスを気にして生活を送っていくことがたいせつですが、特に意識を高める必要のある時期があります。それは、妊娠期。

妊娠しているお母さんがどのような食生活を送っているかは、うまれてくる赤ちゃんの健康にも直接関わってきます。また、妊娠期に適切な栄養摂取をとることは、お母さん自身の健康を守ることにもつながります。

妊娠中でもお母さんが健康でいられるように、そして、赤ちゃんが健康に育つように、この時期の栄養摂取については特に気を使いたいものです。この記事では、妊娠期にどのような点を意識するべきかをお話します。

ほんとうは気にしたい、妊娠前からの健康

妊娠期の栄養摂取についてお話したいところですが、ほんとうはその前に気にしたいことがあります。それは、妊娠前からの健康。

実は妊娠前にやせすぎていたり、逆に肥満である場合には、妊娠期のトラブルや分娩異常のリスクが高まる可能性があるのです。妊娠を機に日々の生活を見直すのもたいせつですが、実はその前から生活習慣には気をつけるべきです。

なんと、平成25年の国民健康・栄養調査によると、20代女性の21.5%、30代女性の17.6%が「やせの者」であるとされているのです。「肥満者」については、20代女性の10.7%、30代女性の13.3%が該当するとされています。決して他人事ではないことがわかります。

過度なダイエットは禁物!妊娠・出産への影響

妊娠前に低体重だった女性(やせの者)で、妊娠中の体重増加が7kg未満だった場合に、低出生体重児を出産するリスクが高くなることがわかっています。このように、妊娠前の生活も出産に影響します。

過度なダイエットに注意!

過度なダイエットに注意!

体型を気にして、過度なダイエットを行うのももちろん危険です。ダイエットにより体重が減少すると体脂肪率も減少しますが、そのことにより卵巣機能不全が起こる可能性もあるのです。ましてや、体重増加を気にして、妊娠中にダイエットを行うのはなおのこと危険です。

一方、肥満の場合は妊娠糖尿病・妊娠高血圧症候群の発症や、帝王切開時の分娩後大量出血などのリスクがあります。

そのため、しっかりと妊娠前から生活習慣を正しておくことが重要なのです。栄養バランスのとれた食事をしっかりと食べましょう。

妊娠中の食事には、このように気を使おう

妊娠期は、お母さん自身の栄養はもちろん、赤ちゃんのための栄養も必要になります。そのため、いつもより多めにエネルギー量を確保する必要が生じます。

ごはんでエネルギー確保を

エネルギー確保に重要なごはん

エネルギー確保に重要なごはん


エネルギー量が必要な妊娠期には、炭水化物の摂取は必須です。普段あまり炭水化物を摂取しない方も、ごはん・パン・麺といった食事をしっかりと食べましょう。特にごはんは脂質が少なく、たんぱく質も含まれるのでおすすめです。

野菜でビタミン・ミネラルの確保を

野菜いっぱいのサラダを食べましょう!

野菜いっぱいのサラダを食べましょう!


妊娠期には、お母さん・赤ちゃん双方の健康にとって、ビタミンとミネラルをしっかりと確保することが重要です。緑黄色野菜を積極的にたべることにより、不足しがちなビタミン・ミネラルを補給することができるため、意識して食べましょう。

肉、魚、卵、大豆料理でたんぱく質の確保を

お肉と野菜を一緒に炒めるのも一つの手ですね

お肉と野菜を一緒に炒めるのも一つの手ですね


たんぱく質はからだを作る上で重要な栄養素。これらの栄養を確保するためには、肉・魚・卵・大豆料理をたべる必要があります。妊娠期は好き嫌いせずに、いろいろな食事をたべることが重要ですね。

牛乳、乳製品でカルシウムの確保を

乳製品でカルシウムを

乳製品でカルシウムを


妊娠期はカルシウムが赤ちゃんに優先して使われるため、カルシウムをしっかりと確保しておく必要があります。そのため、牛乳・乳製品でカルシウムを意識して摂取する必要があります。

栄養摂取するうえでの注意

妊娠中に心がけなければならないのは、「バランスの良い食生活」です。その他にも、とりすぎに注意しなければいけなかったり、不足に注意しなければいけない栄養素もあります。

妊娠初期のビタミンAには注意!

ビタミンAは妊婦にとっても重要です。ただし、ビタミンAの過剰摂取は赤ちゃんの形態に影響するリスクがあり、注意が必要です。妊娠3ヶ月以内の初期は、レバーやうなぎ、ビタミンAが多く含有されているサプリメントのとりすぎは避けましょう。

葉酸の欠乏には注意!

葉酸は造血に作用する栄養素。そのため、葉酸が不足すると貧血を起こしやすくなります。それだけでなく、葉酸をしっかりと摂取することにより、神経管閉鎖障害の発生リスクを減少させることもできます。緑黄色野菜、豆類、果物を食べて葉酸を確保しておきましょう。

鉄とカルシウムをしっかりと!

鉄とカルシウムは赤ちゃんに優先的に使われるので、不足しがちです。そのため、普段より意識して摂取を心がけましょう。鉄は牛の赤身肉や青菜類、カルシウムは乳製品に多く含まれています。

うまれてくる赤ちゃんのためにも

妊娠中の栄養摂取は自分ひとりの問題ではなく、うまれてくる赤ちゃんの健康にもたいせつです。

でも、お母さんだけでなく、お父さんもその点を理解したうえで、うまれてくる赤ちゃんのために協力しながら栄養バランスの良い食事を心がけましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
ヘルスインパクトレディーズプエラリア99%